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Phidias Trioの定期公演のお知らせ
—安良岡章夫が結ぶ、ウィーンの過去と現在
作曲家がひとつの作品を世に生み落とすとき、五線紙の前には無数のインスピレーションが点在する。点と点から一本の線が生まれ、思いがけない絵が現れるように、音楽作品の点と点を辿って最後の響きが消えた後に、私たちはそこに何を見出すのだろうか。
フィディアス・トリオの新しい試み、「Connecting the Dots」。今回取り上げるのは、安良岡章夫、新ウィーン楽派、そして現代のウィーンの作曲家たち。
フィディアス・トリオが昨年初演した、安良岡の「アリア・スコンポスタII」を軸に、安良岡が大きな影響を受けたという新ウィーン楽派の作品と、昨今のウィーンの現代音楽シーンを席巻する気鋭の作曲家の作品を結びつける。
時間を超えて受けつがれていく音楽の潮流と、それぞれの作曲家の挑戦と革新。現代からさらなる未来へ繋がっていく、これからの音楽のあり方を探求する一夜。
Phidias Trio vol.5
"Connect the dots"
2022年6月23日(木)
杉並公会堂小ホール
19:00 start
チケット:一般3000円、学生:2000円(当日500円増し)
安良岡章夫: アリア・スコンポスタ II (2020)
安良岡章夫: 無伴奏ヴァイオリンのためのアリア (1992)
アルバン・ベルク: 室内協奏曲より 第2楽章 アダージョ (クラリネット三重奏版)
アントン・ウェーベルン: ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 op.7
トーマス・ヴァリー: Soliloquy (2012) 日本初演
ゲラルド・レッシュ: Sostenuto (クラリネット三重奏版)(2017) 世界初演
ヨハネス・マリア・シュタウト: Bewegungen (1996)